人工膝関節全置換術後における立ち上がり動作の経時的変化
〔目的〕これまで我々は両側変形性膝関節症(以下, 膝OA)で片側に人工膝関節全置換術(以下, TKA)施行症例の立ち上がり動作について経時的な変化を調査し, いくつかの報告を行ってきた. 今回, 術後18ヶ月経過した症例の追跡調査を行ったので, 若干の考察を加えて報告する. 〔対象〕対象は両側膝OAで, 平成11年4月に当院第一整形外科にて右側TKAを施行した女性(63歳)である. TKA施行後2日より運動療法を開始し, 術後36日で退院, 術後18ヶ月で術側の疼痛や炎症所見は認めない. 〔方法〕測定は術前, と術後1週ごとに4回, 術後18ヶ月後に以下の方法で実施した. 重心動揺計(Grav...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.307-307 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕これまで我々は両側変形性膝関節症(以下, 膝OA)で片側に人工膝関節全置換術(以下, TKA)施行症例の立ち上がり動作について経時的な変化を調査し, いくつかの報告を行ってきた. 今回, 術後18ヶ月経過した症例の追跡調査を行ったので, 若干の考察を加えて報告する. 〔対象〕対象は両側膝OAで, 平成11年4月に当院第一整形外科にて右側TKAを施行した女性(63歳)である. TKA施行後2日より運動療法を開始し, 術後36日で退院, 術後18ヶ月で術側の疼痛や炎症所見は認めない. 〔方法〕測定は術前, と術後1週ごとに4回, 術後18ヶ月後に以下の方法で実施した. 重心動揺計(Gravicorder G-5500)を用いて, 2枚のForce plate上に足底から腓骨小頭の長さ+5cmの椅子を設置し, 立ち上がり動作における重心動揺測定を行った. 開始肢位を規定し, 起立開始から20秒間で, 3回連続して測定を行った. |
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ISSN: | 0289-3770 |