脳卒中患者における起立動作によるパフォーマンステストと下肢筋力ならびに歩行能力との関連

脳卒中患者では, 椅子やベッドからの立ち上がり(以下, 起立動作)の可否はADLの獲得の上で重要な意味を持っている. また, 起立動作は下肢筋力強化法の一つとしても広く利用されている. 本研究では, 脳卒中患者を対象として, 起立動作の反復によるパフォーマンステストを実施し, 下肢筋力ならびに歩行能力との関連性について検討したので報告する. 〔方法と対象〕対象は近位監視レベル以上で10m歩行可能な脳卒中片麻痺患者40名(平均年齢63.7±10.1歳, 平均発症後期間31.0±45.6ヶ月, 平均身長157.0±9.4cm, 平均体重56.4±10.6kg)であった. 起立動作は, 膝・足関節が...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.303-303
Hauptverfasser: 新井啓介, 潮見泰蔵, 山崎正人, 綿貫美千代, 立山重幸, 中村紀子, 原田京子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脳卒中患者では, 椅子やベッドからの立ち上がり(以下, 起立動作)の可否はADLの獲得の上で重要な意味を持っている. また, 起立動作は下肢筋力強化法の一つとしても広く利用されている. 本研究では, 脳卒中患者を対象として, 起立動作の反復によるパフォーマンステストを実施し, 下肢筋力ならびに歩行能力との関連性について検討したので報告する. 〔方法と対象〕対象は近位監視レベル以上で10m歩行可能な脳卒中片麻痺患者40名(平均年齢63.7±10.1歳, 平均発症後期間31.0±45.6ヶ月, 平均身長157.0±9.4cm, 平均体重56.4±10.6kg)であった. 起立動作は, 膝・足関節が90°となるよう設置した台から上肢による支持なしで立ち上がることとした. 被験者の最大努力により10秒間に起立反復可能な回数(坐位から立ち上がり, 再び坐位に戻るまでを1回)を測定した.
ISSN:0289-3770