頚椎装具が頚部周囲筋に与える影響
臨床場面において, 装具を使用している患者と接する機会は数多く見られる. 装具は, 整形外科的保存療法や機能障害, 能力低下を補うためにかかせない重要な手段である. 頚椎装具は頚椎の安静・固定のために用いられることが多いため, 装具装着による固定は, 頚部周囲筋の弱化を招くといわれている. 装具に関する研究や開発は, これまでにも多くの報告がなされているが, 頚椎装具に関連する報告は少ない. そこで今回我々は, 頚椎装具を用い装具の固定が頚部周囲筋に与える影響について筋電図を用い平均周波数を指標とした疲労特性の側面から検討したので報告する. 〔対象〕頚椎に障害の既往を有していない健常成人女性9...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.284-284 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 臨床場面において, 装具を使用している患者と接する機会は数多く見られる. 装具は, 整形外科的保存療法や機能障害, 能力低下を補うためにかかせない重要な手段である. 頚椎装具は頚椎の安静・固定のために用いられることが多いため, 装具装着による固定は, 頚部周囲筋の弱化を招くといわれている. 装具に関する研究や開発は, これまでにも多くの報告がなされているが, 頚椎装具に関連する報告は少ない. そこで今回我々は, 頚椎装具を用い装具の固定が頚部周囲筋に与える影響について筋電図を用い平均周波数を指標とした疲労特性の側面から検討したので報告する. 〔対象〕頚椎に障害の既往を有していない健常成人女性9名で, 平均年齢23±1.7歳を対象とした. 〔方法〕被験者は, 与えられた課題(ワープロ打ち)を椅坐位にて行った. 課題遂行は, 頚椎装具(フィラデルフィア)を装着していない状態と装着した状態で, それぞれ1時間とし, 両手を使用するよう指示した. |
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ISSN: | 0289-3770 |