簡易運動器具Body blade(R)による運動負荷時の呼吸循環応答に関する研究

〔緒言〕高齢者における“fitness”の維持・向上を目的とした運動プログラムに関する基礎的・臨床的研究成果が蓄積されつつあるが, 実効性のあるプログラム運用には未だに至っていないと思われる. 高齢者の安全で効果的な体力向上のための手段の開発に向けて, アスリートおよび一般の健常者の筋力増強などのために米国にて開発された簡易な運動器具Body blade(R)(以下BB)を使用し, その運動負荷の際の循環呼吸応答が高齢者にとって合目的的なトレーニング効果をもたらすかを検討するために, 若年健常者における有酸素作業能力とBB使用時の運動強度との関連を明らかにすることが本研究の目的である. 〔対象...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.187-187
Hauptverfasser: 泉唯史, 中俣孝昭, 難波悦子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔緒言〕高齢者における“fitness”の維持・向上を目的とした運動プログラムに関する基礎的・臨床的研究成果が蓄積されつつあるが, 実効性のあるプログラム運用には未だに至っていないと思われる. 高齢者の安全で効果的な体力向上のための手段の開発に向けて, アスリートおよび一般の健常者の筋力増強などのために米国にて開発された簡易な運動器具Body blade(R)(以下BB)を使用し, その運動負荷の際の循環呼吸応答が高齢者にとって合目的的なトレーニング効果をもたらすかを検討するために, 若年健常者における有酸素作業能力とBB使用時の運動強度との関連を明らかにすることが本研究の目的である. 〔対象〕健常青年10名(男性5名, 女性5名, 平均年齢21.3±0.8歳(mean±SD))を対象とした. 〔方法〕無酸素性作業代謝閾値(以下, AT)の測定には, 自転車エルゴメータによるramp負荷を用い, 呼気ガス分析器にてbreath by breathで解析し, V-slope法にて求めた.
ISSN:0289-3770