特発性側弯症の体幹筋機能について

〔目的〕特発性側弯症の成因や病態は不明な点が多く, 理学療法も確立されているとは言えない. そこで今回, その理学療法プログラムを設定するために, 本症の体幹の屈伸・回旋の等速性運動における筋力と背筋表面筋電図を検討した. 〔対象および方法〕対象は, 側弯傾向ならびに特発性側弯症の女子17名(Cobb角16.6±13.9度)と側弯傾向を認めない女子12名であり, 対象者および保護者全員には実験内容を十分に説明して同意を得た. 方法はMYORET RZ-450および体幹ユニット(川崎重工社製)を用いて20d/s, 60d/sの速度, 可動域60度で体幹の屈伸, 回旋運動を行わせ, トルク体重比(...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2001, Vol.28 (suppl-2), p.78-78
Hauptverfasser: 峰久京子, 松永義博, 露口明宏, 木村啓介, 高井一志, 横内俊弘, 梶原亘弘, 井原里子, 遠藤哲, 奈良勲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:〔目的〕特発性側弯症の成因や病態は不明な点が多く, 理学療法も確立されているとは言えない. そこで今回, その理学療法プログラムを設定するために, 本症の体幹の屈伸・回旋の等速性運動における筋力と背筋表面筋電図を検討した. 〔対象および方法〕対象は, 側弯傾向ならびに特発性側弯症の女子17名(Cobb角16.6±13.9度)と側弯傾向を認めない女子12名であり, 対象者および保護者全員には実験内容を十分に説明して同意を得た. 方法はMYORET RZ-450および体幹ユニット(川崎重工社製)を用いて20d/s, 60d/sの速度, 可動域60度で体幹の屈伸, 回旋運動を行わせ, トルク体重比(PT/W×1000)と表面筋電図とを測定した. 表面筋電図は, 多用途テレメータSYNA ACT MT11(NECメディカルシステムズ社製)を用いて側弯群は頂椎レベル, 健常群はTh7およびL2レベルの背筋を単極導出法にて測定し, 多用途生体情報解析プログラムBIMUTAS-E(キッセイコムテック社製)にて, 積分筋電図解析と周波数解析とを行った.
ISSN:0289-3770