ケアチームの中での理学療法士の役割

西暦2000年4月1日, 介護保険制度がスタートした. しかし, その陰に隠れて意外にも見過ごされているのが診療報酬の改訂である. 今回の診療報酬の改訂の3本柱と言われているのが, 急性期医療・小児医療・そして, リハビリテーションなのである. ここまでを考えると, 介護保険制度によって, 施設や在宅でのリハビリテーションが進み理学療法士の活躍の場が増え, また, 今回の診療報酬の改訂からリハビリテーション医療もますます活性化してくるようにも思える. そのとおりと言えばそのとおりなのだが, ここで「今後の理学療法士の活躍次第」という言葉をつけ加えておこう. つまり, 理学療法(リハビリテーショ...

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Veröffentlicht in:理学療法学 2001/03/31, Vol.28(3), pp.145-148
1. Verfasser: 谷内, 幸喜
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:西暦2000年4月1日, 介護保険制度がスタートした. しかし, その陰に隠れて意外にも見過ごされているのが診療報酬の改訂である. 今回の診療報酬の改訂の3本柱と言われているのが, 急性期医療・小児医療・そして, リハビリテーションなのである. ここまでを考えると, 介護保険制度によって, 施設や在宅でのリハビリテーションが進み理学療法士の活躍の場が増え, また, 今回の診療報酬の改訂からリハビリテーション医療もますます活性化してくるようにも思える. そのとおりと言えばそのとおりなのだが, ここで「今後の理学療法士の活躍次第」という言葉をつけ加えておこう. つまり, 理学療法(リハビリテーション)を提供することで, 実際に介護度を下げることができるのか. 今まで「訓練」・「訓練」の代名詞で言われてきた理学療法(リハビリテーション)がはたして治療としてその効果を客観的に証明することができるのかということである. これらのことが実際にデータとして証明できれば, 理学療法はもとより, リハビリテーション医療の将来性は確保されたのも同然となるであろう.
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00001309651