高齢者の静止立位時およびステッピング時の立位バランスについて
【目的】加齢による姿勢制御の低下は, 高齢者の健康維持増進にとって, 寝たきりを生じる転倒の原因となる重大問題である, 本研究の目的は, 1)静的立位バランスヘの加齢の影響と, 2)歩行開始を想定した前方へのステッピング動作時の姿勢制御に及ぼす加齢の影響を検討することである. 【対象と方法】対象者は, 最年少61歳, 最年長89歳の健常高齢者247名であり, 男性75名(平均年齢74.2±6.3歳), 女性172名(平均年齢72.9±6.9歳)であった. 対照群は健常若年男性15名(平均年齢22.6±3.3歳), 健常若年女性29名(平均年齢21.7±1.4歳)とした検査は, 静的および動的立...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2000, Vol.27 (suppl-2), p.395-395 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】加齢による姿勢制御の低下は, 高齢者の健康維持増進にとって, 寝たきりを生じる転倒の原因となる重大問題である, 本研究の目的は, 1)静的立位バランスヘの加齢の影響と, 2)歩行開始を想定した前方へのステッピング動作時の姿勢制御に及ぼす加齢の影響を検討することである. 【対象と方法】対象者は, 最年少61歳, 最年長89歳の健常高齢者247名であり, 男性75名(平均年齢74.2±6.3歳), 女性172名(平均年齢72.9±6.9歳)であった. 対照群は健常若年男性15名(平均年齢22.6±3.3歳), 健常若年女性29名(平均年齢21.7±1.4歳)とした検査は, 静的および動的立位バランス検査を施行した. 静的立位バランス検査は, フォースプレート上で開眼および閉眼での静止立位を30秒間保持させ, 足圧中心点動揺距離を計測した. 動的立位バランス検査は, 20cm開脚立位から前方20cmの地点へ片足を踏み出し, その足に荷重し, 元に戻るというステッピング動作をメトロノームに合わせて10秒間に5回行わせ, その時の足圧中心点移動距離を前後・側方方向別に計測した. 統計学的処理は, 分散分析, 多重比較, t-testを用い, 有意水準p |
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ISSN: | 0289-3770 |