膝関節伸展屈曲運動の筋出力特性
我々はBIODEX 2APのCushion機能を調整することにより, 再現ある等張性運動環境を設定し, ピークトルク値のみの検討ではなく, ピークトルク値を発揮する際の関節角度, 運動角速度を検討できる新しい筋力測定法(A New Method for Evaluation of the Maximum Strength Output:EMSO法)を考案した. 本研究目的はEMSO法を用い, プロサッカー選手と健常人の左右(蹴り足と軸足)の筋出力特性を検討し考察することである. 「対象」J2に所属するプロサッカー選手19名(23.4±3.9歳), 健常人81名(20.7±6.7歳)であった....
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 理学療法学 2000, Vol.27 (suppl-2), p.229-229 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 我々はBIODEX 2APのCushion機能を調整することにより, 再現ある等張性運動環境を設定し, ピークトルク値のみの検討ではなく, ピークトルク値を発揮する際の関節角度, 運動角速度を検討できる新しい筋力測定法(A New Method for Evaluation of the Maximum Strength Output:EMSO法)を考案した. 本研究目的はEMSO法を用い, プロサッカー選手と健常人の左右(蹴り足と軸足)の筋出力特性を検討し考察することである. 「対象」J2に所属するプロサッカー選手19名(23.4±3.9歳), 健常人81名(20.7±6.7歳)であった. 「方法」BIODEX 2APを使用し, 運動角速度を450 degree/secに設定した. また再現性ある等張性運動を行わせるために, 機器の最終域と運動の最終域の衝撃を緩和するために装備されているCushion機能を「4」に設定した. 体幹はクロスベルトで固定し, 大腿部を圧迫のない程度に固定した. 測定者の声かけにより, 最大努力で膝関節屈曲伸展運動を15回行わせた. 測定項目はピークトルク値, ピークトルク発揮関節角度, 運動角速度で15回の平均値を個人の成績とした. 蹴り足と軸足の決定は通常ボールを蹴る足を聞き取りし決定した. 統計処理はt検定を用い有意水準は5%とした. 「結果」1)プロサッカー選手のピークトルク値は伸展では蹴り足92.5±12.7Nm, 軸足90.2±13.7Nmであった. 屈曲では蹴り足60.4±11.5Nm, 軸足59.3±11.7Nmであり, 蹴り足の方が平均で2.3Nm, 1.0Nm強く, 軸足とは伸展屈曲運動ともに有意差(p |
---|---|
ISSN: | 0289-3770 |