椅子の形状の違いが着座動作に及ぼす影響
我々は日常, さまざまな形状の椅子を使用している. 我々が移動して椅子に座る際, その椅子に合わせて一連の動作を円滑に行っているように見える. そこで今回, 椅子の形状によって着座動作にどのような影響があるのか検討した. 対象は健常男性18名(平均37.2±7.9歳)である. 同じ高さの3種類の椅子を用意し, 3メートル離れた所から歩いて座るまでの動作を各3回試行した. 椅子は, A:パイプ製折りたたみ椅子, B:事務用回転椅子, C:キャスター付き丸椅子を使用した. この一連の動作をVTRに記録し, 区間1:スタートから方向転換の1歩目足底接地まで, 区間2:2歩目足底接地まで, 区間3:方...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2000, Vol.27 (suppl-2), p.220-220 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 我々は日常, さまざまな形状の椅子を使用している. 我々が移動して椅子に座る際, その椅子に合わせて一連の動作を円滑に行っているように見える. そこで今回, 椅子の形状によって着座動作にどのような影響があるのか検討した. 対象は健常男性18名(平均37.2±7.9歳)である. 同じ高さの3種類の椅子を用意し, 3メートル離れた所から歩いて座るまでの動作を各3回試行した. 椅子は, A:パイプ製折りたたみ椅子, B:事務用回転椅子, C:キャスター付き丸椅子を使用した. この一連の動作をVTRに記録し, 区間1:スタートから方向転換の1歩目足底接地まで, 区間2:2歩目足底接地まで, 区間3:方向転換終了まで, 区間4:臀部の座面への接触まで, 区間5:体幹が垂直に戻るまでとして, 各時間を求めた. また, 臀部が座面に接触する場面を任意に選択し, このとき重心線に対する体幹のなす角θ1, 体幹と大腿中心線のなす角θ2, 大腿中心線と下腿線(膝関節中心と踵骨後部を結んだ線)のなす角θ3, 下腿線と床面のなす角θ4をVTRから求めた. 以上の時間と角度について, t検定を用いて分析を行った. 各区間の平均時間では, 区間2の椅子AC間で有意差があり(p |
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ISSN: | 0289-3770 |