半歩前荷重位および半歩後荷重位での膝関節周囲筋筋活動と下腿内外旋の影響

半歩前荷重位と半歩後荷重位は, 歩く, 走るという立位動作の基本肢位であるとともにスポーツ損傷回避肢位であるとされている. 井原や中山らは, これらの肢位は膝が最高の機能を発揮する, いわば膝の動的肢位であり, 十分に訓練されるべきであるとしている. 実際, これらの肢位は, 前十字靱帯再建術などの膝関節術後の運動療法として広く用いられている. しかし, 半歩前・後荷重位をとったときの膝関節周囲筋の筋活動についての報告はほとんどない. 一方, 下腿内外旋と膝関節周囲筋との関係についての報告は, 散見されるが, これらのほとんどはOpen Kinetic Chainでの検討であり, Closed...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.533-533
Hauptverfasser: 羽崎完, 市橋則明, 池添冬芽, 浅川康吉, 森永敏博, 濱弘道, 白井由美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:半歩前荷重位と半歩後荷重位は, 歩く, 走るという立位動作の基本肢位であるとともにスポーツ損傷回避肢位であるとされている. 井原や中山らは, これらの肢位は膝が最高の機能を発揮する, いわば膝の動的肢位であり, 十分に訓練されるべきであるとしている. 実際, これらの肢位は, 前十字靱帯再建術などの膝関節術後の運動療法として広く用いられている. しかし, 半歩前・後荷重位をとったときの膝関節周囲筋の筋活動についての報告はほとんどない. 一方, 下腿内外旋と膝関節周囲筋との関係についての報告は, 散見されるが, これらのほとんどはOpen Kinetic Chainでの検討であり, Closed Kinetic Chainで検討したものは少ない. 本研究の目的は, 半歩前・後荷重位をとったときの膝関節周囲筋の筋活動と, それらの肢位で下腿を最大内外旋させたときの膝関節周囲筋の筋活動を明らかにすることである.
ISSN:0289-3770