整形疾患患者における心理面に関する一考察

治療場面において, 患者と治療者間には身体的な問題だけではなく, 社会や家庭の生活についての状況や心理的要因について考慮して行う必要がある. 心理テストは, それのみから患者の状態の全てを見極めることは不可能であるが, 患者についての客観的な心理的側面についての情報を得るのに有効な方法の1つであると思われる. 今回我々は, 整形疾患患者に対し, 心理テストならびに身体機能, 受傷機転についての調査を行い検討を加えた. 当院, 外来通院中あるいは入院中の整形疾患患者に調査の主旨を説明し, 同意の得られた外来患者21例(男性12例, 女性9例), 入院患者19例(男性8例, 女性11例)の計40例...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.512-512
Hauptverfasser: 吉原伸郎, 前川有一朗, 北原真澄, 清水充, 重田暁, 笹沼和利, 松田現
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:治療場面において, 患者と治療者間には身体的な問題だけではなく, 社会や家庭の生活についての状況や心理的要因について考慮して行う必要がある. 心理テストは, それのみから患者の状態の全てを見極めることは不可能であるが, 患者についての客観的な心理的側面についての情報を得るのに有効な方法の1つであると思われる. 今回我々は, 整形疾患患者に対し, 心理テストならびに身体機能, 受傷機転についての調査を行い検討を加えた. 当院, 外来通院中あるいは入院中の整形疾患患者に調査の主旨を説明し, 同意の得られた外来患者21例(男性12例, 女性9例), 入院患者19例(男性8例, 女性11例)の計40例, 平均年齢55.7±18.4歳を対象とした.
ISSN:0289-3770