Semi-Recumbent Cycle(半臥位型自転車)最大努力駆動の筋活動量について

これまでに我々はSemi-Recumbent Cycle (SRC)を用いた研究をおこない, 予測最大心拍数の70%の定負荷では, 通常訓練で用いられている各動作時の筋活動量と同程度の筋活動量しか得られず, 負荷量の検討が必要であることを報告した. 今回は, 最大努力によるSRC駆動での筋活動量を各訓練動作と比較したので報告する. [対象と方法]対象は健常者13名(男性7名, 女性6名)で平均年齢24.3±3.7歳, 身長162.6±9.1cm, 体重56.5±8.1kgで, 膝伸展筋力はCybex II+(60d/s)で2.27±0.45Nm/kgを有していた. 測定筋は抗重力筋である内側広...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.499-499
Hauptverfasser: 野中聡, 大森豊, 杉本論, 山田純生, 青木治人, 井澤和大
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:これまでに我々はSemi-Recumbent Cycle (SRC)を用いた研究をおこない, 予測最大心拍数の70%の定負荷では, 通常訓練で用いられている各動作時の筋活動量と同程度の筋活動量しか得られず, 負荷量の検討が必要であることを報告した. 今回は, 最大努力によるSRC駆動での筋活動量を各訓練動作と比較したので報告する. [対象と方法]対象は健常者13名(男性7名, 女性6名)で平均年齢24.3±3.7歳, 身長162.6±9.1cm, 体重56.5±8.1kgで, 膝伸展筋力はCybex II+(60d/s)で2.27±0.45Nm/kgを有していた. 測定筋は抗重力筋である内側広筋(VM), 大腿直筋(RF), 腓腹筋(GC)の3筋とし, まず各動作時の筋活動をMega Electrics社製のE3000pを用い1000HZにて記録した. 記録した筋電波形を積分処理し, 各動作の最高振幅を示している部分の0.08秒分を抽出し平均したものを算出した. 筋活動量を基準化するため, VMとRFに関しては後述するcybex II+にて得られた最高値, またGCについては片脚立位にて徒手抵抗を加えて得られた最高値に対する割合(%)を求め, それぞれの動作時の最高筋活動量とした. 次に各々の訓練動作10回分相当の積分筋電位を加算した値を総筋活動量とし, これに対するSRC最大努力駆動10駆動分の総筋活動量の割合(%)を計算した.
ISSN:0289-3770