移動能力評価法Rivermead Mobility Index(RMI)の応用

移動機能の評価について, 様々な評価法が開発されている. しかし, 現在用いられている記載法は, 屋内伝い歩きあるいは, 屋外杖歩行監視レベルなどのような叙述的な方法が多く, 数量的, 客観的な方法となっていない. そこで, 我々は, 数量化できる移動能力評価方法の一つであるRivermead Mobility Index(以下RMI)を採用し, その一部を改変して使用している. 今回は, その検者間の信頼性を知る目的で, 以下の調査を行なったので報告する. 【対象】 れいんぼう川崎の身体障害者療護施設に長期入所している全例55名のうち, 痴呆および著しい知的能力の低下により指示に従えない者4...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.493-493
Hauptverfasser: 長澤充城子, 前田和美, 和田規子, 白野明, 平井夏樹, 高塚博, 碓井克久, 木下真由子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:移動機能の評価について, 様々な評価法が開発されている. しかし, 現在用いられている記載法は, 屋内伝い歩きあるいは, 屋外杖歩行監視レベルなどのような叙述的な方法が多く, 数量的, 客観的な方法となっていない. そこで, 我々は, 数量化できる移動能力評価方法の一つであるRivermead Mobility Index(以下RMI)を採用し, その一部を改変して使用している. 今回は, その検者間の信頼性を知る目的で, 以下の調査を行なったので報告する. 【対象】 れいんぼう川崎の身体障害者療護施設に長期入所している全例55名のうち, 痴呆および著しい知的能力の低下により指示に従えない者4名, 視覚障害により検査が行なえない者1名, 他病院に入院中の者3名, 評価拒否1名, 機能の日内変動が大きい等により検査時能力が一定しない者5名, 入所してまもなく生活が定着しない者2名の計17名を除外し, 39名を対象とした. その内訳は, 以下のとおりである.
ISSN:0289-3770