曲がり歩行能力と機能的バランス評価の関係
応用歩行の臨床評価において, いままでの経験的な判断にかわり, 歩行能力とバランス機能の関連を踏まえた基準設定がのぞまれている. 我々はこうした基準設定に先立つ基礎的検討として, 応用歩行のひとつで転倒の危険が高い“曲がり歩行”に着目しこれと関連の深い機能的バランスを明らかにすることを目的に以下の研究を行った. 【対象】 発症後6ヵ月以上を経過した被殻出血後片麻痺患者14名(平均年齢50.5±11.5歳, 男性9名, 女性5名, 右麻痺6名, 左麻痺8名)で実施した. 単独歩行が可能で, 杖・装具をもちいた歩行耐久能力が100m以上のものとした. また検査課題に影響を及ぼす精神心理機能低下を認...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.487-487 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 応用歩行の臨床評価において, いままでの経験的な判断にかわり, 歩行能力とバランス機能の関連を踏まえた基準設定がのぞまれている. 我々はこうした基準設定に先立つ基礎的検討として, 応用歩行のひとつで転倒の危険が高い“曲がり歩行”に着目しこれと関連の深い機能的バランスを明らかにすることを目的に以下の研究を行った. 【対象】 発症後6ヵ月以上を経過した被殻出血後片麻痺患者14名(平均年齢50.5±11.5歳, 男性9名, 女性5名, 右麻痺6名, 左麻痺8名)で実施した. 単独歩行が可能で, 杖・装具をもちいた歩行耐久能力が100m以上のものとした. また検査課題に影響を及ぼす精神心理機能低下を認めるものは除いた. |
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ISSN: | 0289-3770 |