実験的脊髄損傷における骨格筋の形態学的変化

脊髄損傷は, 一般に経験される疾患であるが, その治療に関しては極めて困難なものであることはよく知られている. これらの患者の適切な治療を行うためには, その病態発生を充分に把握する必要がある. 特に, 痙性麻痺における筋肉の変化は, 末梢神経麻痺の場合とはかなり異なることが知られているものの, 麻痺筋肉の経時的変化に関する知見は, 極めて乏しい. 今回, ラットを用いて実験的に脊髄損傷を作成し, 実験動物の経時的動作観察とともに麻痺筋の経時的変化を組織形態学, 組織化学的に検討した....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.428-428
Hauptverfasser: 堤惠理子, 日野真一郎, 江口幸孝, 小林隆司, 藤井澄, 梶原博毅
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脊髄損傷は, 一般に経験される疾患であるが, その治療に関しては極めて困難なものであることはよく知られている. これらの患者の適切な治療を行うためには, その病態発生を充分に把握する必要がある. 特に, 痙性麻痺における筋肉の変化は, 末梢神経麻痺の場合とはかなり異なることが知られているものの, 麻痺筋肉の経時的変化に関する知見は, 極めて乏しい. 今回, ラットを用いて実験的に脊髄損傷を作成し, 実験動物の経時的動作観察とともに麻痺筋の経時的変化を組織形態学, 組織化学的に検討した.
ISSN:0289-3770