膝前十字靱帯損傷の発生機転に関する一考察

膝前十字靭帯(ACL)損傷は, 動作時のgivingwayによりスポーツ活動が著しく制限されてしまう. この予防法の検討として主に身体の構造的な観点から発生要因の探究が試みられ, 幾つかの問題が指摘されている. 我々は, ACL損傷発生時の下肢ダイナミックアライメント(DA)を調査し, スポーツ動作でのknee in-toe outがACL損傷の発生と関係していることを報告している. 今回, 女子バスケットボール選手を対象として, 過去の報告よりも症例数を増してACL損傷の発生に関係するDAの追検証を試みた. さらにDAと実質損傷部位および合併損傷部位の関係を調査した. ACL損傷後・再建術後...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.349-349
Hauptverfasser: 小林寛和, 平野佳代子, 宮下浩二, 井戸田仁, 横江清司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:膝前十字靭帯(ACL)損傷は, 動作時のgivingwayによりスポーツ活動が著しく制限されてしまう. この予防法の検討として主に身体の構造的な観点から発生要因の探究が試みられ, 幾つかの問題が指摘されている. 我々は, ACL損傷発生時の下肢ダイナミックアライメント(DA)を調査し, スポーツ動作でのknee in-toe outがACL損傷の発生と関係していることを報告している. 今回, 女子バスケットボール選手を対象として, 過去の報告よりも症例数を増してACL損傷の発生に関係するDAの追検証を試みた. さらにDAと実質損傷部位および合併損傷部位の関係を調査した. ACL損傷後・再建術後のリハビリテーションを実施する上で, また外傷予防のために必要と考えられる知見が得られたので考察を加えて報告する.
ISSN:0289-3770