病院機能による患者会(自主グループ)の取り組みについて
家庭復帰後の在宅高齢障害者のリハビリテーション(以下リハビリ)目標は, QOLの追求, 即ちADLの維持・閉じこもりの防止・生活圏の拡大といわれている. 当院は14年前にリハビリ室開設と同時に退院患者を中心に患者会を組織した. 開設当時は地域に受け皿の整備が少なく, 在宅生活者の外出目的として, 外来機能の1つとして役割を担った. その後, 地域・保健・福祉制度の整備の変遷に伴い, 患者会のあり方にも変化を伴いつつ, 患者会は今日まで13年11ヶ月継続されている. この間の経過をふまえ, 病院の立場で行う退院後の自主グループ活動(患者会)について報告する. 対象は, 1983年7月から1997...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.280-280 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 家庭復帰後の在宅高齢障害者のリハビリテーション(以下リハビリ)目標は, QOLの追求, 即ちADLの維持・閉じこもりの防止・生活圏の拡大といわれている. 当院は14年前にリハビリ室開設と同時に退院患者を中心に患者会を組織した. 開設当時は地域に受け皿の整備が少なく, 在宅生活者の外出目的として, 外来機能の1つとして役割を担った. その後, 地域・保健・福祉制度の整備の変遷に伴い, 患者会のあり方にも変化を伴いつつ, 患者会は今日まで13年11ヶ月継続されている. この間の経過をふまえ, 病院の立場で行う退院後の自主グループ活動(患者会)について報告する. 対象は, 1983年7月から1997年6月の13年11ヶ月の患者会参加者延べ1400名である. このうち患者会の企画に実際良く参加したなかで調査可能な218名である. 方法は, 患者会参加記録, リハビリ記録と本人と家族からの聞き取りから調査した. 内容は, (1)医療機関(2)再入院の有無と回数(3)医療管理の必要な合併症・疾病の有無(4)外来訓練の有無と回数(5)移動能力として「1」在宅生活での移動能力「2」患者会参加時の移動能力(6)患者会行事参加時の交通手段と介護者(7)地域通所リハビリ利用の有無. (8)生活圏. |
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ISSN: | 0289-3770 |