足部内外反の筋力評価

著者はこれまでに筋力測定機器を用いて足関節底背屈(以下, 底背屈)筋力の定量化を行い, 腰仙部神経根障害や下肢骨折などの整形外科疾患に対する理学療法の場で活用してきた. しかし, 特に足関節側副靭帯損傷や足関節脱臼骨折により足関節および足部固定を余儀なくされた症例においては, 固定によって足関節底背屈のみならず, 足部内外反(以下, 内外反)においても筋力低下が生じていることが多い. よって, このような症例に対して固定除去後に理学療法を行うにあたっては, これまでに著者が行ってきた底背屈筋のみの筋力評価では不充分であり, 内外反筋についても着目する必要性を感じた. そこで今回, 健常者を対象...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.146-146
1. Verfasser: 坂本親宣
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:著者はこれまでに筋力測定機器を用いて足関節底背屈(以下, 底背屈)筋力の定量化を行い, 腰仙部神経根障害や下肢骨折などの整形外科疾患に対する理学療法の場で活用してきた. しかし, 特に足関節側副靭帯損傷や足関節脱臼骨折により足関節および足部固定を余儀なくされた症例においては, 固定によって足関節底背屈のみならず, 足部内外反(以下, 内外反)においても筋力低下が生じていることが多い. よって, このような症例に対して固定除去後に理学療法を行うにあたっては, これまでに著者が行ってきた底背屈筋のみの筋力評価では不充分であり, 内外反筋についても着目する必要性を感じた. そこで今回, 健常者を対象として内外反筋の筋力評価を行い, 筋力の定量化を試みると共に筋力の特性を検討したので報告する.
ISSN:0289-3770