脳卒中片麻痺患者に対するTESの効果

脳卒中片麻痺患者(以下, 片麻痺患者と略す)に対する治療的電気刺激(以下, TESと略す)は, 相反抑制を利用した下腿三頭筋の痙性の抑制や, 筋再教育などに用いられる. 我々は片麻痺患者の前脛骨筋にTESを行い, 歩行速度に改善効果があることを示した(第31回本学会). さらに, この歩行速度の改善には, 麻痺側遊脚相における膝関節の屈曲角度がTES後に増加していることと関係があると報告した(第32回本学会). 本研究では, 遊脚相における麻痺側膝関節の角度変化を, TES前後, さらにその後の時間経過を追って計測し, TESの効果持続時間について検討することを目的とした....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.87-87
Hauptverfasser: 小池和幸, 佐藤隆一, 木村美枝, 古田淑子, 斎藤啓二, 高橋守正, 近藤健, 大田哲生, 冨田豊
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脳卒中片麻痺患者(以下, 片麻痺患者と略す)に対する治療的電気刺激(以下, TESと略す)は, 相反抑制を利用した下腿三頭筋の痙性の抑制や, 筋再教育などに用いられる. 我々は片麻痺患者の前脛骨筋にTESを行い, 歩行速度に改善効果があることを示した(第31回本学会). さらに, この歩行速度の改善には, 麻痺側遊脚相における膝関節の屈曲角度がTES後に増加していることと関係があると報告した(第32回本学会). 本研究では, 遊脚相における麻痺側膝関節の角度変化を, TES前後, さらにその後の時間経過を追って計測し, TESの効果持続時間について検討することを目的とした.
ISSN:0289-3770