体重計を用いた簡易型重心位置測定装置と重心動揺計による随意的重心位置測定値の比較
理学療法の分野でも重心動揺計が導入されはじめているが, 機器は高価であり, 臨床導入は十分ではない. 第30回学会で我々は, 手軽に臨床で用いられるように体重計を用いた簡易型重心位置測定装置を紹介し, その精度を報告した. 今回, 体重計を用いた簡易型重心位置測定装置と重心動揺計を用いて, 健常者の随意的に重心を移動させた時の位置を測定し, 比較検討を行った. 【方法】対象は, 健常者16名(男11名, 女5名), 年齢29±7才, 身長168.3±6.1cm体重63.6±10.8kgであった. 測定には重心動揺計(Kistler社製, 9807Y system, Winterthur)および...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1997, Vol.24 (suppl-2), p.540-540 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 理学療法の分野でも重心動揺計が導入されはじめているが, 機器は高価であり, 臨床導入は十分ではない. 第30回学会で我々は, 手軽に臨床で用いられるように体重計を用いた簡易型重心位置測定装置を紹介し, その精度を報告した. 今回, 体重計を用いた簡易型重心位置測定装置と重心動揺計を用いて, 健常者の随意的に重心を移動させた時の位置を測定し, 比較検討を行った. 【方法】対象は, 健常者16名(男11名, 女5名), 年齢29±7才, 身長168.3±6.1cm体重63.6±10.8kgであった. 測定には重心動揺計(Kistler社製, 9807Y system, Winterthur)および体重計を用いた簡易型重心位置測定装置を用いた. 重心動揺計の測定方法は, 図のようにフォースプレートの縦横の中心線にA3の方眼紙の縦横の中心線を合わせてはり, 方眼紙の縦の中心線から左右5cmの線(a, b), 横の中心線から12cm隔てた線(c)を引く. 対象者を左右のa, bに両足内縁がくるように, 且つcに踵を合わせるようにフォースプレート上に裸足でのせ, 開脚の直立姿勢をとらせてペンで足型を記録し, 足長(1)や足幅(w)を測定した. そして視線は正面遠方を見させ, 静止立位時の位置(s)を記録した. 次に前方へ両足底が離れないように, また膝を曲げずに最大限体重を移動させ, その位置で姿勢を維持するよう指示し, サンプリング時間120Hzで10秒間測定した. 後方, 左方, 右方へも同様に行った. |
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ISSN: | 0289-3770 |