当大学病院における補装具外来の傾向

補装具は, 機能障害, 能力障害の軽減を目的に多様な疾患に対して用いられ, その用途は広がるばかりである, 当院の状況もまた同様であり, 現在では院外の装具業者3社の介入により対応している. その一方, 患者の装具に対する不満や不適切な装着, 不適合, 義肢装具士とのトラブル等, いくつかの問題が浮き彫りになって来た. そこで当院整形外科では, 平成6年度より補装具外来を開設し, 整形外科医, リハビリテーション認定医, リハビリテーション臨床認定医, 理学療法士, 義肢装具士によりこれらの問題解決にあたっている. 今回我々は, 補装具外来にて経験した症例を紹介し, その過程で得た利点ならびに...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1997, Vol.24 (suppl-2), p.507-507
Hauptverfasser: 藤井克仁, 内昌之, 坂本美喜, 原田孝, 鶴岡広
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:補装具は, 機能障害, 能力障害の軽減を目的に多様な疾患に対して用いられ, その用途は広がるばかりである, 当院の状況もまた同様であり, 現在では院外の装具業者3社の介入により対応している. その一方, 患者の装具に対する不満や不適切な装着, 不適合, 義肢装具士とのトラブル等, いくつかの問題が浮き彫りになって来た. そこで当院整形外科では, 平成6年度より補装具外来を開設し, 整形外科医, リハビリテーション認定医, リハビリテーション臨床認定医, 理学療法士, 義肢装具士によりこれらの問題解決にあたっている. 今回我々は, 補装具外来にて経験した症例を紹介し, その過程で得た利点ならびに問題点を若干の考察を加えて報告する. 補装具外来は, 原則的に毎週火曜日の午後に行われており, 装具療法の適応判定は整形外科外来またはリハビリテーション外来にてなされ, 補装具外来で処方からチェックアウトまでを実施している.
ISSN:0289-3770