慢性関節リウマチ患者に対する自力装着可能な頸椎装具

頸椎装具(ポリネック)を自力装着できない慢性関節リウマチ患者74名に対し, 簡単に装着できる様工夫を加えた, ループ式頸椎カラー(以下ループカラー)を作製してきた. 今回, カラーの頸椎屈曲制限力, 作製した患者の関節可動域・装着状況及び, 利点・欠点等について調査し, ループカラーとポリネックの比較を行った. その結果, ループカラーは頸椎屈曲の約40%を制限でき, これはポリネックと同等であった. 肩関節屈曲可動域は, 主動側91度・非主動側74度であった. また, 61名(82%)の者は受け入れが良好であり, 利点として自力装着可能, 軽量等の回答が得られた....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1997-07, Vol.24 (5), p.287-291
Hauptverfasser: 高岡達也, 得丸敬三, 浅山浩二, 定松修一, 佐々木洋人, 山下淳一, 坪内健一, 石丸謙治, 内田由起子, 安岡郁彦, 高橋康博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:頸椎装具(ポリネック)を自力装着できない慢性関節リウマチ患者74名に対し, 簡単に装着できる様工夫を加えた, ループ式頸椎カラー(以下ループカラー)を作製してきた. 今回, カラーの頸椎屈曲制限力, 作製した患者の関節可動域・装着状況及び, 利点・欠点等について調査し, ループカラーとポリネックの比較を行った. その結果, ループカラーは頸椎屈曲の約40%を制限でき, これはポリネックと同等であった. 肩関節屈曲可動域は, 主動側91度・非主動側74度であった. また, 61名(82%)の者は受け入れが良好であり, 利点として自力装着可能, 軽量等の回答が得られた.
ISSN:0289-3770
DOI:10.15063/rigaku.kj00001307972