視覚的垂直判断に影響する身体的要因についての研究

人の知覚は, いかなる状態においても同じではなく, 筋緊張や姿勢などの身体的要因によって変化することが知られている. こうした身体的要因と知覚の相互作用について, 脳卒中後遺症患者を対象に調査し, 一定の知見を得たので報告する. (対象・方法) 立位保持が自立し, 実験者の指示が理解可能な脳卒中後遺症者22名(43~78歳, 左片麻痺8名, 右片麻痺14名)及び健常成人12名(53~86歳). 視覚的垂直判断装置は自作の装置で, 直径30cmの円盤に長さ30cmの蛍光棒を取り付け, 円盤は蛍光棒の中心を軸に360°回転することができる. この円盤をさらに, 1°刻みの目盛りを付けた大きな円盤に...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1996, Vol.23 (suppl-2), p.449-449
1. Verfasser: 石倉健二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:人の知覚は, いかなる状態においても同じではなく, 筋緊張や姿勢などの身体的要因によって変化することが知られている. こうした身体的要因と知覚の相互作用について, 脳卒中後遺症患者を対象に調査し, 一定の知見を得たので報告する. (対象・方法) 立位保持が自立し, 実験者の指示が理解可能な脳卒中後遺症者22名(43~78歳, 左片麻痺8名, 右片麻痺14名)及び健常成人12名(53~86歳). 視覚的垂直判断装置は自作の装置で, 直径30cmの円盤に長さ30cmの蛍光棒を取り付け, 円盤は蛍光棒の中心を軸に360°回転することができる. この円盤をさらに, 1°刻みの目盛りを付けた大きな円盤に取り付けた. この装置は蛍光棒以外の部分は黒く塗りつぶしてある.
ISSN:0289-3770