膝関節の伸展から屈曲への切り返し能力の測定

我々は本学会において, 脊髄小脳変性症(以下SCDと略す)患者を対象に膝関節における伸展から屈曲への切り返し運動について, 反応時間の観点から健常高齢者と比較して, 両群の膝伸筋トルク値に差を認めなかったにもかかわらずSCD患者では四頭筋消退時間, 膝屈筋反応時間が延長することを報告した. 今回は, 小脳性運動失調に対する理学療法の一技法である弾性緊縛帯に着目し, 等速度運動装置Ariel Dynamics社製Ariel(以下Arielと略す)を用いて, 膝関節切り返し動作における筋活動様式に関して, 健常高齢者と比較し, 治療効果判定への可能性について考察を加えた....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1996, Vol.23 (suppl-2), p.116-116
Hauptverfasser: 佐藤隆一, 木村美枝, 小池和幸, 斎藤啓二, 高橋守正, 大田哲生, 阿久津二夫, 長谷公隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:我々は本学会において, 脊髄小脳変性症(以下SCDと略す)患者を対象に膝関節における伸展から屈曲への切り返し運動について, 反応時間の観点から健常高齢者と比較して, 両群の膝伸筋トルク値に差を認めなかったにもかかわらずSCD患者では四頭筋消退時間, 膝屈筋反応時間が延長することを報告した. 今回は, 小脳性運動失調に対する理学療法の一技法である弾性緊縛帯に着目し, 等速度運動装置Ariel Dynamics社製Ariel(以下Arielと略す)を用いて, 膝関節切り返し動作における筋活動様式に関して, 健常高齢者と比較し, 治療効果判定への可能性について考察を加えた.
ISSN:0289-3770