THA術後の股関節外転・内転筋機能とTrendelenburg徴候

股関節外転筋力の低下がTrendelenburg徴候(T徴候)に関係のあることはよく知られている. T徴候の評価肢位である片脚起立を行うには, 外転筋は張力を発揮しつつ収縮速度を必要とする. また外転筋との均衡のとれた作用により大腿骨頭の求心性を高める内転筋機能をも含めて考察する必要がある. 今回, 人工股関節置換術(THA)術後に見られるT徴候の発生機序を股関節外転・内転筋の筋機能から明らかにすることを目的に, 力と速度の両面を評価できる等速運動機器を使用して検討した....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1996, Vol.23 (suppl-2), p.86-86
Hauptverfasser: 寺田勝彦, 武田芳夫, 高鶴比佐志, 濱口理香, 横山豊, 福田寛二, 田中清彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:股関節外転筋力の低下がTrendelenburg徴候(T徴候)に関係のあることはよく知られている. T徴候の評価肢位である片脚起立を行うには, 外転筋は張力を発揮しつつ収縮速度を必要とする. また外転筋との均衡のとれた作用により大腿骨頭の求心性を高める内転筋機能をも含めて考察する必要がある. 今回, 人工股関節置換術(THA)術後に見られるT徴候の発生機序を股関節外転・内転筋の筋機能から明らかにすることを目的に, 力と速度の両面を評価できる等速運動機器を使用して検討した.
ISSN:0289-3770