肺気腫症患者に対する定量負荷による吸気筋訓練の検討
我々は, 昨年の本学会において肺気腫症患者に吸気筋訓練器具PFLEX(R)を用いて吸気筋訓練を行い, その効果を発表した. 今回, 定量負荷をかけることの可能な吸気筋訓練器具Threshold(R)を用いて吸気筋訓練を行い, その効果を検討したので報告する. 【対象と方法】対象は肺気腫症患者10例であり, 全例男性で, 62~77歳, 平均年齢68歳である. 訓練前の呼吸機能および血液ガス分析は, VC 3.29±0.8リットル, %VC100.4±24.1%, FEV_1.0 1.24±0.5リットル, FEV_1.0 %38.2±10.1%, PaO_2 73.9±9.4Torr, PaC...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1995, Vol.22 (suppl-2), p.503-503 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 我々は, 昨年の本学会において肺気腫症患者に吸気筋訓練器具PFLEX(R)を用いて吸気筋訓練を行い, その効果を発表した. 今回, 定量負荷をかけることの可能な吸気筋訓練器具Threshold(R)を用いて吸気筋訓練を行い, その効果を検討したので報告する. 【対象と方法】対象は肺気腫症患者10例であり, 全例男性で, 62~77歳, 平均年齢68歳である. 訓練前の呼吸機能および血液ガス分析は, VC 3.29±0.8リットル, %VC100.4±24.1%, FEV_1.0 1.24±0.5リットル, FEV_1.0 %38.2±10.1%, PaO_2 73.9±9.4Torr, PaCO_2 40.9±4.OTorrであった. 呼吸困難の程度はHugh-Jonesの分類で全例III度であった. Threshold(R)は吸気孔の一方向弁がスプリングで押しつけられることにより吸気抵抗が発生する器具であり, スプリングの強さを定量的に調節することが可能である. |
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ISSN: | 0289-3770 |