腰仙部神経根障害における足関節底背屈筋の筋持久力評価

当院では腰仙部神経根障害の症例に対して, 積極的な観血的療法を行っているが故に, 術後において機能回復訓練(以下, 訓練)を行う機会が多い. 著者は機能障害を呈した下肢筋に訓練を行うにあたって, 筋力はもちろんのこと筋持久力に関しても同様に評価を行い, アプローチしていくことの必要性を示唆した報告を昨年の当学会(青森市)にて行った. そこで今回, 術後の訓練による筋持久力の変化についての検討を行ったので報告する. 【対象】 対象とした腰仙部神経根障害の症例(以下, 障害群)は, 足関節底背屈運動によって疼痛の出現・増強を呈さない66例(男性48例, 女性18例)であり, 平均年齢は38.7±1...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1995, Vol.22 (suppl-2), p.346-346
Hauptverfasser: 坂本親宣, 浜岡健
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院では腰仙部神経根障害の症例に対して, 積極的な観血的療法を行っているが故に, 術後において機能回復訓練(以下, 訓練)を行う機会が多い. 著者は機能障害を呈した下肢筋に訓練を行うにあたって, 筋力はもちろんのこと筋持久力に関しても同様に評価を行い, アプローチしていくことの必要性を示唆した報告を昨年の当学会(青森市)にて行った. そこで今回, 術後の訓練による筋持久力の変化についての検討を行ったので報告する. 【対象】 対象とした腰仙部神経根障害の症例(以下, 障害群)は, 足関節底背屈運動によって疼痛の出現・増強を呈さない66例(男性48例, 女性18例)であり, 平均年齢は38.7±15.4歳(15歳-73歳)である. 疾患は全て片側性の腰椎椎間板ヘルニアであり, 神経根圧迫高位はL5が44例(男性33例, 女性11例), S1が22例(男性15例, 女性7例)である. また, コントロール群とした健常者(以下, 健常群)は93名(男性45名, 女性48名)であり, 平均年齢は34.6±12.1歳(14歳-59歳)である.
ISSN:0289-3770