健常者における下肢外旋角度の重心動揺への影響

片麻痺患者の歩行において下肢の外旋は多く観察される. そこで今回我々は下肢の肢位が重心動揺へどのような影響を及ぼすのかに着目し, 健常者において測定したので報告する. 対象は健常者8名(男性3名, 女性5名), 平均年齢22±1歳である. 方法は, 測定足位は左右の踵部間を15cm離し, 両側及び片側下肢を0度から10度単位で90度まで外旋させ測定した. 測定時間は30秒とし, 30秒間保持できない足位は除去した. このときの動揺距離・前後方向動揺距離(以下前後動揺)・左右方向動揺距離(以下左右動揺)・集中面積および足底面に対する前後と左右の重心の平均値(以下%前後中心・%左右中心)をとらえた...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1995, Vol.22 (suppl-2), p.339-339
Hauptverfasser: 岡田智子, 近藤登, 影山重幸, 高瀬三貴子, 清水葉子, 渡邊潤子, 米澤久幸, 西堀健二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:片麻痺患者の歩行において下肢の外旋は多く観察される. そこで今回我々は下肢の肢位が重心動揺へどのような影響を及ぼすのかに着目し, 健常者において測定したので報告する. 対象は健常者8名(男性3名, 女性5名), 平均年齢22±1歳である. 方法は, 測定足位は左右の踵部間を15cm離し, 両側及び片側下肢を0度から10度単位で90度まで外旋させ測定した. 測定時間は30秒とし, 30秒間保持できない足位は除去した. このときの動揺距離・前後方向動揺距離(以下前後動揺)・左右方向動揺距離(以下左右動揺)・集中面積および足底面に対する前後と左右の重心の平均値(以下%前後中心・%左右中心)をとらえた. 以上のようにして足位変化に伴う静止時重心動揺の変化を同一被験者において20回繰り返し測定し, 平均値を求めた. また, 各被験者の自然立位をとる足部の角度も測定した.
ISSN:0289-3770