脳卒中片麻痺患者における歩行到達レベルの予測
今回我々は, 発症後間もない脳卒中片麻痺患者において, 機能面を中心とする初回時のデータから最終的な歩行到達レベルを予測することは可能か否かという見地から, 歩行予後予測に関する因子の検討を行った. その結果, いくつかの知見を得ることができたので考察を加え報告する. 「対象と方法」 平成5年9月から平成6年7月までに, 当院にリハビリテーション目的にて入院した発症後1~2月経過した脳卒中片麻痺患者49名を調査対象とした. その内訳は, 男29名, 女20名で平均年齢63歳であった. 診断別では, 脳梗塞14名, 脳出血35名であった. なお麻痺側別では, 右片麻痺28名, 左片麻痺21名であ...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1995, Vol.22 (suppl-2), p.135-135 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 今回我々は, 発症後間もない脳卒中片麻痺患者において, 機能面を中心とする初回時のデータから最終的な歩行到達レベルを予測することは可能か否かという見地から, 歩行予後予測に関する因子の検討を行った. その結果, いくつかの知見を得ることができたので考察を加え報告する. 「対象と方法」 平成5年9月から平成6年7月までに, 当院にリハビリテーション目的にて入院した発症後1~2月経過した脳卒中片麻痺患者49名を調査対象とした. その内訳は, 男29名, 女20名で平均年齢63歳であった. 診断別では, 脳梗塞14名, 脳出血35名であった. なお麻痺側別では, 右片麻痺28名, 左片麻痺21名であった. 最終歩行到達レベルの目安を発症より8カ月時点とし, その時点での歩行レベルを自立, 監視・介助, 及び不能の3段階に分類し, 各段階における発症時のデータとの関連性を比較検討した. |
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ISSN: | 0289-3770 |