足関節内反捻挫とLeg-heel alignmentとの関係
バスケットボールでは足関節内反捻挫が多くみられ, 治療や予防が重要であることは周知の通りである. 捻挫を誘発するスタティックアライメントとして前額面における踵骨の傾きが考えられる. 本研究では踵骨の傾きをLeg‐heel alignment(以下, LHA)として捉え, 捻挫との関係を明確にすることを目的とした. 「対象及び方法」 広島県下の高校女子バスケットボール部5校の58名を対象にメディカルチェックを行った. 年齢, 身長, 体重の平均はそれぞれ15.8±0.6歳, 161.0±5.5cm, 53.2±5.4kgであった. 調査項目の中から捻挫の既往歴, 立位および腹臥位におけるLHA(...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1995, Vol.22 (suppl-2), p.122-122 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | バスケットボールでは足関節内反捻挫が多くみられ, 治療や予防が重要であることは周知の通りである. 捻挫を誘発するスタティックアライメントとして前額面における踵骨の傾きが考えられる. 本研究では踵骨の傾きをLeg‐heel alignment(以下, LHA)として捉え, 捻挫との関係を明確にすることを目的とした. 「対象及び方法」 広島県下の高校女子バスケットボール部5校の58名を対象にメディカルチェックを行った. 年齢, 身長, 体重の平均はそれぞれ15.8±0.6歳, 161.0±5.5cm, 53.2±5.4kgであった. 調査項目の中から捻挫の既往歴, 立位および腹臥位におけるLHA(回内を+方向, 回外を-方向とし1°単位で記載)を抜き出した. 距骨下関節の動きを直接測定することは難しいため, Jamesらの方法を参考に, 下腿と踵骨の縦軸のなす角度を腹臥位と立位で測定し, この角度差を便宜上距骨下関節の動きとした. これらのデータを捻挫の既往をもつ群(以下捻挫群)と, 捻挫の既往をもたない群(以下非捻挫群)で, t検定またはカイ2乗検定により比較した. |
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ISSN: | 0289-3770 |