マイオセラピーによる皮膚血流変化

近年理学療法の治療現場においてマイオセラピーは筋々膜性疼痛疾患に対する徒手療法として注目されているが, その治療効果を客観的に観ることは容易ではない. 筋硬結部位とその関連領域の病変の一つとして患部の粗血状態の可能性が考えられる. そこで筋硬結周辺の皮膚血流量にも何らかの影響を与えているのではないかと考え, レーザー皮膚血流計を用いて治療部位の皮膚血流量の変化を測定し, その増加度, 持続性について検討した. 「対象」 腰痛を主訴とし, 腰部脊柱起立筋群に筋硬結が認められる患者15名を対象とした. 内訳は男性7名, 女性8名, 平均年齢56.3歳(23~75歳)であった. コントロール群は腰痛...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1995, Vol.22 (suppl-2), p.73-73
Hauptverfasser: 祝広孝, 松永幸浩, 平山史朗, 西原裕明, 塚本貴信, 堺啓介, 安倍基幸, 中村健
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年理学療法の治療現場においてマイオセラピーは筋々膜性疼痛疾患に対する徒手療法として注目されているが, その治療効果を客観的に観ることは容易ではない. 筋硬結部位とその関連領域の病変の一つとして患部の粗血状態の可能性が考えられる. そこで筋硬結周辺の皮膚血流量にも何らかの影響を与えているのではないかと考え, レーザー皮膚血流計を用いて治療部位の皮膚血流量の変化を測定し, その増加度, 持続性について検討した. 「対象」 腰痛を主訴とし, 腰部脊柱起立筋群に筋硬結が認められる患者15名を対象とした. 内訳は男性7名, 女性8名, 平均年齢56.3歳(23~75歳)であった. コントロール群は腰痛及び, 腰部脊柱起立筋群に筋硬結を認めない健常者13名とした.
ISSN:0289-3770