膝蓋腱を用いた膝前十字靭帯再建術後の早期リハビリテーション

膝前十字靭帯再建術(以下ACL再建術)には種々の自家組織が用いられているが, 当院では, 膝蓋腱(bone-patella tendon-boe)を用いた再建術を行っている. 膝蓋腱は他の再建術に利用される自家組織と比べて強度が高く, interference fixaton screwを用いることにより移植腱, 術後早期の固定性も良好であり, 術後早期からのリハビリテーションが可能である. また, この術式では膝伸展機構の一部を犠牲にするため, 術後の大腿四頭筋及び膝関節周囲筋群の早期回復か日常生活, スポーツ活動復帰において重要である. 今回我々は, ACL再建術直後よりリハビリテーション...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1994, Vol.21 (suppl-2), p.433-433
Hauptverfasser: 藤本修二, 脇元幸一, 林輝彦, 石垣剛, 岩北耕三, 岡本武昌, 加地啓介, 道永幸治, 白土英明, 大内純太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:膝前十字靭帯再建術(以下ACL再建術)には種々の自家組織が用いられているが, 当院では, 膝蓋腱(bone-patella tendon-boe)を用いた再建術を行っている. 膝蓋腱は他の再建術に利用される自家組織と比べて強度が高く, interference fixaton screwを用いることにより移植腱, 術後早期の固定性も良好であり, 術後早期からのリハビリテーションが可能である. また, この術式では膝伸展機構の一部を犠牲にするため, 術後の大腿四頭筋及び膝関節周囲筋群の早期回復か日常生活, スポーツ活動復帰において重要である. 今回我々は, ACL再建術直後よりリハビリテーションを行い良好な成績を得たのでここに報告する.
ISSN:0289-3770