視床出血患者の理学療法

視床は脳血管障害の好発部位の一つであり, 視床出血患者は臨床上我々も良く経験する症例である血しかしその臨床症状は血腫の部位, 進展により, 知覚障害・片麻痺・失調症状・アテトーゼ様運動・失見当識などの精神症状‘高次脳機能障害・失語症など様々である. 伊藤らの追跡調査によると, 死亡例を除いた統計ではその80%がADL自立レベルまで回復しており, よってかなりの回復が期待できるため適切なリハビリテーション的アプローチが必要と述べている, そこで今回, 当院に入院し理学療法を受けた視床出血患者の臨床症状・経過・問題点等についてまとめるとともに, いくつかの症例を示し, その理学療法について考えてみ...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1994, Vol.21 (suppl-2), p.55-55
Hauptverfasser: 黒沢美奈子, 浅香満, 高麗寿史, 新谷和文, 吉沢夏人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:視床は脳血管障害の好発部位の一つであり, 視床出血患者は臨床上我々も良く経験する症例である血しかしその臨床症状は血腫の部位, 進展により, 知覚障害・片麻痺・失調症状・アテトーゼ様運動・失見当識などの精神症状‘高次脳機能障害・失語症など様々である. 伊藤らの追跡調査によると, 死亡例を除いた統計ではその80%がADL自立レベルまで回復しており, よってかなりの回復が期待できるため適切なリハビリテーション的アプローチが必要と述べている, そこで今回, 当院に入院し理学療法を受けた視床出血患者の臨床症状・経過・問題点等についてまとめるとともに, いくつかの症例を示し, その理学療法について考えてみたい.
ISSN:0289-3770