療育訓練用ボールを使用したClosed Kinetic Chain訓練での膝関節角度と荷重量の検討

健康成人男子47名(平均年齢:22.0歳,身長:160〜180cm,体重:50〜80kg)を対象として,療育訓練用ボールを使用したClosed Kinetic Chain訓練での膝角度と荷重量の関係を検討した。空気圧の異なる二つの直径80cmの療育訓練用ボールを使用して,身長別に体重の1/3および1/2の荷重量で膝関節の屈曲角度を測定した。荷重量は膝関節の屈曲角度により決定され,個々の平均膝関節屈曲角度は60°以上を示した。また荷重量を減少させると膝関節屈曲角度は減少した。この結果より,療育訓練用ボールを用いて固有受容器訓練を行う際には,身長160〜180cmの範囲では,直径80cmよりも大き...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1994/11/30, Vol.21(7), pp.422-424
Hauptverfasser: 松本, 和久, 阪本, 良太, 樋口, 美穂子, 林, 秀生, 勝見, 泰和
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:健康成人男子47名(平均年齢:22.0歳,身長:160〜180cm,体重:50〜80kg)を対象として,療育訓練用ボールを使用したClosed Kinetic Chain訓練での膝角度と荷重量の関係を検討した。空気圧の異なる二つの直径80cmの療育訓練用ボールを使用して,身長別に体重の1/3および1/2の荷重量で膝関節の屈曲角度を測定した。荷重量は膝関節の屈曲角度により決定され,個々の平均膝関節屈曲角度は60°以上を示した。また荷重量を減少させると膝関節屈曲角度は減少した。この結果より,療育訓練用ボールを用いて固有受容器訓練を行う際には,身長160〜180cmの範囲では,直径80cmよりも大きなボールを使用し,筋力増強訓練を行う場合は運動方法を正確に指導する必要があると考えられた。
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00003128720