体平衡機能における坐位重心動揺の測定意義と臨床応用

坐位姿勢における重心動揺の測定にかかわる計測学的信頼性を検討するとともに,健常人および平衡障害患者における坐位重心動揺の測定意義を明確にすることを本研究の目的とした。健常成人(21-78歳)55名と小脳性運動失調症患者20名を対象に,端坐位および軀幹坐位(足指を浮かせた椅坐位)での身体動揺をサンプリング周期50ミリ秒で30秒間解析した。その結果,重心動揺計に椅子を乗せた計測方法は,位置精度に優れた信頼性の高い測定が可能であった。また健常人の坐位重心動揺には加齢変化が観察され,患者群では特に軀幹坐位での動揺が有意に増大していた(p...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1994/05/31, Vol.21(3), pp.179-185
Hauptverfasser: 内山, 靖, 峯島, 孝雄, 有賀, 徹, 吉田, 義之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:坐位姿勢における重心動揺の測定にかかわる計測学的信頼性を検討するとともに,健常人および平衡障害患者における坐位重心動揺の測定意義を明確にすることを本研究の目的とした。健常成人(21-78歳)55名と小脳性運動失調症患者20名を対象に,端坐位および軀幹坐位(足指を浮かせた椅坐位)での身体動揺をサンプリング周期50ミリ秒で30秒間解析した。その結果,重心動揺計に椅子を乗せた計測方法は,位置精度に優れた信頼性の高い測定が可能であった。また健常人の坐位重心動揺には加齢変化が観察され,患者群では特に軀幹坐位での動揺が有意に増大していた(p
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00001306818