地域リハビリテーションへの展望

1990年代に入り, 長寿社会へ向けて, もう一度国民医療の原点に返り我々の生活している地域に密着したプライマリ・ヘルスケア, ターミナルケアを通じて, 安心した老後を託せる新しい地域医療システムの形成が必要となっている. それと同時に, 救命救急システムなどに関しても公的責任がもっと問われるべきであり, 我々の生命の尊厳の重要性について再認識をする時期であるともいえよう. 長年にわたる自由診療制度や出来高払い制度の中で, 地域の保健・医療システムが失われてきた. そして, 患者と医師との信頼関係を回復しなければならない時代となってきている....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1994/03/31, Vol.21(2), pp.140-145
1. Verfasser: 澤村, 誠志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1990年代に入り, 長寿社会へ向けて, もう一度国民医療の原点に返り我々の生活している地域に密着したプライマリ・ヘルスケア, ターミナルケアを通じて, 安心した老後を託せる新しい地域医療システムの形成が必要となっている. それと同時に, 救命救急システムなどに関しても公的責任がもっと問われるべきであり, 我々の生命の尊厳の重要性について再認識をする時期であるともいえよう. 長年にわたる自由診療制度や出来高払い制度の中で, 地域の保健・医療システムが失われてきた. そして, 患者と医師との信頼関係を回復しなければならない時代となってきている.
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00001306795