道具の強迫的使用現象様症状を呈した右片麻痺の一症例

1981年森らは左前大脳動脈閉塞の患者において, 目の前に道具を置くと, 例えばくしを置いた場合患者の右手がくしを取り上げて髪をといてしまう現象を道具の強迫的使用と名付け報告している. それ以後本邦において脳の特定部位の損傷により, 手が本人の意志と無関係に行動する種々の現象が注目されるようになった. 今回, 演者らは, 脳出血後の右片麻痺患者において, 右手が不随意的に奇妙な動作を示した症例を経験したので報告する....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1993, Vol.20 (suppl-1), p.205-205
Hauptverfasser: 大原昌之, 大場かおり, 柳沼理映子, 羽崎完, 柴田健治, 森澤早苗, 大西弘子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1981年森らは左前大脳動脈閉塞の患者において, 目の前に道具を置くと, 例えばくしを置いた場合患者の右手がくしを取り上げて髪をといてしまう現象を道具の強迫的使用と名付け報告している. それ以後本邦において脳の特定部位の損傷により, 手が本人の意志と無関係に行動する種々の現象が注目されるようになった. 今回, 演者らは, 脳出血後の右片麻痺患者において, 右手が不随意的に奇妙な動作を示した症例を経験したので報告する.
ISSN:0289-3770