脳血管障害例の退院後の移動・起居動作能力と高次脳機能障害および介護力の検討
〈目的〉脳血管障害例の退院後の移動・起居動作能力の経過と高次脂機能障害などによる理解・注意力障害や介護力の有無との関係を検討した. 〈方法〉:対象は昭和62年10月以後に当院脳神経外科を退院し訪問指導を実施した脳血管障害69例(脳出血31, 脳梗塞27, 脳動脈瘤9, 脳動静脈奇形2)で男36, 女33名, 年齢は14~84歳, 平均64.3±13.2歳である. 入院期間は75~499日, 平均216.5±96.7日で, ホームプログラムと介助法を指導し, 環境調整後に退院した. Follow up期間は1力月~5年8ヵ月, 平均495.0±477.4日である. 対象の障害は理解力障害〔UD:...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1993, Vol.20 (suppl-1), p.196-196 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〈目的〉脳血管障害例の退院後の移動・起居動作能力の経過と高次脂機能障害などによる理解・注意力障害や介護力の有無との関係を検討した. 〈方法〉:対象は昭和62年10月以後に当院脳神経外科を退院し訪問指導を実施した脳血管障害69例(脳出血31, 脳梗塞27, 脳動脈瘤9, 脳動静脈奇形2)で男36, 女33名, 年齢は14~84歳, 平均64.3±13.2歳である. 入院期間は75~499日, 平均216.5±96.7日で, ホームプログラムと介助法を指導し, 環境調整後に退院した. Follow up期間は1力月~5年8ヵ月, 平均495.0±477.4日である. 対象の障害は理解力障害〔UD:感覚性失語・病態失認・痴呆の1項目以上があるとき(+)〕, 注意力障害〔AD:視力障害・半側無視の1項目以上があるとき(+)〕を評価した. 家庭での介護力は能力と関与にわけ, 能力(北)は患者に必要な介護を適切な判断・理解で行えるを(+), 不十分や不能を(-)とし, 関与(P)は介護者数やヘルパー利用の有無に関わらず, 必要な場合に常在するを(+), 必要な場合でも時に不在を(-)とした. 検討は患者の障害・介護力と移動能力〔移動:歩行可能;屋外自立(A), 屋内自立(B), 屋内監視(C), 屋内介助(D), 歩行不能;立位可能(E), 坐位可能(F), 坐位不能(G)の7段階に分類〕, 起居動作能力〔起き上がり(起上), 椅坐位からの立ち上がり(椅立), 床上からの立ち上がり(床立)の3項目を自立, 監視, 部分介助(部介), 全介助(全介)の4段階に分類〕の退院前(前)・退院後(後)の経過との関係について行った. |
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ISSN: | 0289-3770 |