授産施設に通所する慢性血液透析患者の有酸素作業能力について

本研究の目的は,最大酸素摂取量の観点から授産施設における慢性血液透析患者の作業について基礎的検討を行うことである。 対象は通所授産施設でワープロ部品の組み立て等の作業を行っている慢性血液透析患者7名である。自転車エルゴメーターによる運動負荷を行った結果,最大酸素摂取量は平均値20.2 ± 3.3(ml/kg/min),最小値16.3(ml/kg/min)であった。また,最小値を示した対象者からは就労による疲労感について「かなり疲れる」との回答を得た。 最大酸素摂取量16.3(ml/kg/min)程度は,授産施設でワープロ部品の組み立て等の作業に就労することが可能な水準であった。...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1993/11/01, Vol.20(6), pp.404-406
Hauptverfasser: 浅川, 康吉, 遠藤, 文雄, 黒木, 裕士, 森永, 敏博, 鈴木, 康三, 亀田, 実
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究の目的は,最大酸素摂取量の観点から授産施設における慢性血液透析患者の作業について基礎的検討を行うことである。 対象は通所授産施設でワープロ部品の組み立て等の作業を行っている慢性血液透析患者7名である。自転車エルゴメーターによる運動負荷を行った結果,最大酸素摂取量は平均値20.2 ± 3.3(ml/kg/min),最小値16.3(ml/kg/min)であった。また,最小値を示した対象者からは就労による疲労感について「かなり疲れる」との回答を得た。 最大酸素摂取量16.3(ml/kg/min)程度は,授産施設でワープロ部品の組み立て等の作業に就労することが可能な水準であった。
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00003128117