Rett症候群に対する理学療法の検討

Rett症候群(以下RSと略す)は, 乳児期中~後半より精神・運動機能の発達遅延を初発症状とし, 自閉傾向, 高度の精神発達遅延, 運動発達退行や特異な手の常同運動を主症状とし, また年齢の増加に伴う筋緊張の亢進や, 側鸞等も見られる女児のみに起こる進行性の中枢神経疾患である. RSは比較的新しい疾患であり, 以前は自閉症や精神発達遅滞と診断されていたケースも少なくない. また, 理学療法においても, 治療法は確立されていない. そこで今回, 本疾患の理学療法の直面する課題と対策について, 快の情動的見地から若干の知見を交えながら報告させて頂く....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1992, Vol.19 (suppl), p.381-381
Hauptverfasser: 金子満寛, 上村孝司, 宮石香, 梅村敏美, 馼丸弘子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Rett症候群(以下RSと略す)は, 乳児期中~後半より精神・運動機能の発達遅延を初発症状とし, 自閉傾向, 高度の精神発達遅延, 運動発達退行や特異な手の常同運動を主症状とし, また年齢の増加に伴う筋緊張の亢進や, 側鸞等も見られる女児のみに起こる進行性の中枢神経疾患である. RSは比較的新しい疾患であり, 以前は自閉症や精神発達遅滞と診断されていたケースも少なくない. また, 理学療法においても, 治療法は確立されていない. そこで今回, 本疾患の理学療法の直面する課題と対策について, 快の情動的見地から若干の知見を交えながら報告させて頂く.
ISSN:0289-3770