末梢性顔面神経麻痺程度の評価法の検討

末梢性顔面神経麻痺の程度を評価する方法として, 一般的に日本顔面神経研究会が提唱している麻痺程度評点票を広く用いている. この表情運動の肉眼的観察法は, どこでも誰でもできる簡便さを備えている反面, 微妙な変化を判定するにはスケールが粗すぎる感があることも事実である. 又電気生理的検査法は, 一方において診断や予後判定として広く普及しているが, 他方において麻痺の程度とその経過の把握には余り応用されていない様である. これまで我々は, 評価の定量化と再現性を得るため, 表面筋電図を測定に利用してきたが, 今回その他方における有効性について若干の検討を加えたので報告する....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1992, Vol.19 (suppl), p.355-355
Hauptverfasser: 西本勝夫, 小林茂, 坂本和彦, 大久保衛, 雪本紳一, 西本俊治, 亀橋聡, 中村昌司, 垣谷慎二, 西野久司, 東福
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:末梢性顔面神経麻痺の程度を評価する方法として, 一般的に日本顔面神経研究会が提唱している麻痺程度評点票を広く用いている. この表情運動の肉眼的観察法は, どこでも誰でもできる簡便さを備えている反面, 微妙な変化を判定するにはスケールが粗すぎる感があることも事実である. 又電気生理的検査法は, 一方において診断や予後判定として広く普及しているが, 他方において麻痺の程度とその経過の把握には余り応用されていない様である. これまで我々は, 評価の定量化と再現性を得るため, 表面筋電図を測定に利用してきたが, 今回その他方における有効性について若干の検討を加えたので報告する.
ISSN:0289-3770