頭皮上磁気刺激による誘発筋電図の検討

近年, 中枢神経系遠心路評価の客観的評価法として磁気刺激による誘発筋電図が注目を集めている. この磁気刺激法は, 刺激コイルにパルス電流を流すことにより, その周りに変動磁場を発生させ, この変動磁場から生じる渦電流により細胞を刺激するものである, 経皮的電気刺激法と比較すると被検者に与える苦痛か少なく, 頭蓋部と直接接する必要がない点で有望な検査法といえるが, 欠点として刺激部位が不明確であり, 目的である部位への強さも不明確であるといわれている. そこで今回, 我々はその欠点を検討するために, 記録部位を短母指外転筋に限定し, MEP(Moter Evoked Potentials)を測定...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1991, Vol.18 (suppl), p.174-174
Hauptverfasser: 出口清喜, 洲崎久美, 大谷源造, 内山清一, 井舟正秀, 平昇市, 川畑義光, 埴生知則, 藤井登志春
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年, 中枢神経系遠心路評価の客観的評価法として磁気刺激による誘発筋電図が注目を集めている. この磁気刺激法は, 刺激コイルにパルス電流を流すことにより, その周りに変動磁場を発生させ, この変動磁場から生じる渦電流により細胞を刺激するものである, 経皮的電気刺激法と比較すると被検者に与える苦痛か少なく, 頭蓋部と直接接する必要がない点で有望な検査法といえるが, 欠点として刺激部位が不明確であり, 目的である部位への強さも不明確であるといわれている. そこで今回, 我々はその欠点を検討するために, 記録部位を短母指外転筋に限定し, MEP(Moter Evoked Potentials)を測定, その波形, 増強作用, 刺激強度, mappingについて記録, またCMCT(Central Motor Conduction Time)を測定し, 若干の知見を得たので報告する.
ISSN:0289-3770