脳卒中患者の体力評価の一指標としての歩行持久指数の測定
<目的> 私たちは, 第21回本学会から継続して, 脳卒中片麻痺患者の体力(全身持久力)について報告してきた. 今回は, 体力評価の一指標として, 歩行持久指数を測定し検討を加えたので報告したい. <対象と方法> 対象:当院で治療中の脳卒中片麻痺患者52名(入院3名, 外来49名)で, 平均55.1±1.3歳. 男39名, 女13名. 歩行能力は, 全員屋内自立. 対照群として健常老人11名, 平均年齢64歳. 男7名, 女4名. 方法:1. 検査について説明し十分な安静をとらせる. 2. 屋内平地にて普段の速度で歩くように指示し, 5分間の歩行距離を測定する. (杖, 装具の使用は許可)3....
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1991, Vol.18 (suppl), p.9-9 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | <目的> 私たちは, 第21回本学会から継続して, 脳卒中片麻痺患者の体力(全身持久力)について報告してきた. 今回は, 体力評価の一指標として, 歩行持久指数を測定し検討を加えたので報告したい. <対象と方法> 対象:当院で治療中の脳卒中片麻痺患者52名(入院3名, 外来49名)で, 平均55.1±1.3歳. 男39名, 女13名. 歩行能力は, 全員屋内自立. 対照群として健常老人11名, 平均年齢64歳. 男7名, 女4名. 方法:1. 検査について説明し十分な安静をとらせる. 2. 屋内平地にて普段の速度で歩くように指示し, 5分間の歩行距離を測定する. (杖, 装具の使用は許可)3. 安静時と歩行後の回復心拍数(1-1.5分間, 2-1.5分間, 3-3.5分間の合計値)を触診にて測定する. 4. 歩行持久指数を計算する. (5分間歩行距離/回復心拍数x100)5. 患者群のうち13名を無作為に抽出し, 携帯型酸素消費量計(Morgan社製)と心拍数記録計(VlNE社製)で同時に酸素消費量と心拍数を測定する. 対照群も全員同様の測定を実施する. 6. これとは別に外来患者群のうち23名については, 2週間以内に5分間歩行距離, 回復心拍数及び歩行持久指数を2回測定する. |
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ISSN: | 0289-3770 |