右上下肢にAlien Signを呈した症例とその訓練経過

大脳の障害によって, 無目的で随意性を持たない運動が出現する場合があり, Bogenは1979年に「あたかも自分の手が他人の手のように動く」と表現しこれをAlien Hand Signとして報告した. 上肢ではその役割の複雑さから多くの報告がみられるが, 下肢についての報告はほとんどない. 我々は, 左前大脳動脈梗塞による右片麻痺患者において, 右足にもAlien Signを観察し得た. この症例に理学療法を施行したので, その訓練経過についてVTRで供覧し考察を加えて報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.402-402
Hauptverfasser: 長澤弘, 石川潤, 松田尚之, 種物谷由美, 平賀よしみ, 前田真治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:大脳の障害によって, 無目的で随意性を持たない運動が出現する場合があり, Bogenは1979年に「あたかも自分の手が他人の手のように動く」と表現しこれをAlien Hand Signとして報告した. 上肢ではその役割の複雑さから多くの報告がみられるが, 下肢についての報告はほとんどない. 我々は, 左前大脳動脈梗塞による右片麻痺患者において, 右足にもAlien Signを観察し得た. この症例に理学療法を施行したので, その訓練経過についてVTRで供覧し考察を加えて報告する.
ISSN:0289-3770