描円運動の速度・加速度解析による上肢運動失調の定量的評価

近年, 運動失調に対して, 重心動揺計, 眼振図など客観的計測法も導入されてきているが, 一般に臨床に広く普及するまでにはいたらず, 特に上肢の運動失調に関する定量的な検査法は少ないのが現状である. 今回, 我々はパーソナルコンピューターとデジタイザーを組み合わせて, 上肢随意運動の速度および加速度を解析することにより上肢の運動失調症に対する定量的評価を試みたので報告する. [対象及び方法] 対象は典型的水俣病患者(以下, MD群と略す)2名(女性46才, 女性52才)と, 同年代の健常人(以下, 対照群)13名25手(男性2名, 女性11名), 年齢46.31±4.15才である. 使用機器は...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.340-340
Hauptverfasser: 外戸口智美, 土井篤, 福田靖子, 日野邦彦, 三宮克彦, 小陣美由紀, 中野昭二, 中西亮二, 山永裕明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:近年, 運動失調に対して, 重心動揺計, 眼振図など客観的計測法も導入されてきているが, 一般に臨床に広く普及するまでにはいたらず, 特に上肢の運動失調に関する定量的な検査法は少ないのが現状である. 今回, 我々はパーソナルコンピューターとデジタイザーを組み合わせて, 上肢随意運動の速度および加速度を解析することにより上肢の運動失調症に対する定量的評価を試みたので報告する. [対象及び方法] 対象は典型的水俣病患者(以下, MD群と略す)2名(女性46才, 女性52才)と, 同年代の健常人(以下, 対照群)13名25手(男性2名, 女性11名), 年齢46.31±4.15才である. 使用機器はパーソナルコンピューター, PC9801VM21(日本電気)とデジタイザー, MYTABLET KD4300(グラフテック社)である.
ISSN:0289-3770