小児熱傷の早期理学療法
小児は, 知能, 運動機能の未熟さをもとに解剖, 生理, 心理学的にも成人と異なる点が多い. その為, 小児の受ける熱傷は受傷起点, 受傷部位, 深さなどにおいて特異であり, 重症熱傷に陥り易い. 今回, 我々は小児の熱傷に対して早期から理学療法(以下PTと略す)を施行し, 良好な結果を得た. 症例を通して, 小児熱傷のPTアプローチの方法について考察する. 〈症例1〉8歳, 女児. H.1.4.4沸かしすぎた風呂の蓋の上で遊んでいた際, 突然蓋が折れ受傷. 直ちに救急車にて当院救急センターへ搬送された. 熱傷は78%II℃(DDB)であり, 体幹29%, 両上肢(9.5%×2), 両下肢(1...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.338-338 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 小児は, 知能, 運動機能の未熟さをもとに解剖, 生理, 心理学的にも成人と異なる点が多い. その為, 小児の受ける熱傷は受傷起点, 受傷部位, 深さなどにおいて特異であり, 重症熱傷に陥り易い. 今回, 我々は小児の熱傷に対して早期から理学療法(以下PTと略す)を施行し, 良好な結果を得た. 症例を通して, 小児熱傷のPTアプローチの方法について考察する. 〈症例1〉8歳, 女児. H.1.4.4沸かしすぎた風呂の蓋の上で遊んでいた際, 突然蓋が折れ受傷. 直ちに救急車にて当院救急センターへ搬送された. 熱傷は78%II℃(DDB)であり, 体幹29%, 両上肢(9.5%×2), 両下肢(15%×2)であった. 全身管理の後, skin graftが順次施行された. |
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ISSN: | 0289-3770 |