急性期心筋梗塞患者における運動耐容能の推移について

急性心筋梗塞(以下AMI)患者の回復期リハビリテーションを進めていく上において, 患者の運動耐容能の経時的推移を知ることは, 我々理学療法士が運動療法を指導する際, その適切な運動強度, 訓練期間を決定する上で有用である. 今回は, 我々が発症1・3・6ケ月時点の運動負荷試験を2回以上followし得たAMI患者の運動耐容能, 心血管反応の経時的変化について若干の考察を加えて報告する. 対象と方法;対象は昭和63年10月より平成元年11月までにリハビリテーション部に依頼のあったAMI患者のうち, 発症1・3・6ケ月時点の運動負荷試験を2回以上実施することができた21例(男性16例, 女性5例)...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.292-292
Hauptverfasser: 前田秀博, 山田純生, 渡辺敏, 山崎裕司, 大森豊, 田辺一彦, 岩崎達弥, 榊原雅義
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:急性心筋梗塞(以下AMI)患者の回復期リハビリテーションを進めていく上において, 患者の運動耐容能の経時的推移を知ることは, 我々理学療法士が運動療法を指導する際, その適切な運動強度, 訓練期間を決定する上で有用である. 今回は, 我々が発症1・3・6ケ月時点の運動負荷試験を2回以上followし得たAMI患者の運動耐容能, 心血管反応の経時的変化について若干の考察を加えて報告する. 対象と方法;対象は昭和63年10月より平成元年11月までにリハビリテーション部に依頼のあったAMI患者のうち, 発症1・3・6ケ月時点の運動負荷試験を2回以上実施することができた21例(男性16例, 女性5例)である. 年齢, 身長, 体重の平均及び標準偏差は, それぞれ55.9±11.3歳, 161.0±7.9cm, 56.7±8.2kgであり, うち10例が心不全, 心室瘤, 梗塞後狭心症などの合併症を有していた. 運動負荷試験はトレッドミルを使用し, プロトコールはramp負荷となるよう設定した当院独自のプロトコールを用いた.
ISSN:0289-3770