車椅子マラソンにおける競技用車椅子駆動時の筋活動
車椅子マラソンにおいて, 競技用車椅子駆動時の筋活動を分析し, それを知ることは効果的な筋力トレーニングを行うための有効な指標を与えてくれる. 我々は, 国内における車椅子マラソンの第一人者である山本行文選手の競技用車椅子駆動時の表面筋電図(以下EMGと略す)を測定したのでその結果について報告する. 〈方法〉 測定には山本選手が車椅子マラソンに用いる競技用車椅子を使用し, 室内でトレーニングができるよう同選手が考案した車椅子ロードレース用ルームランナーを用いた. 筋電計は日本光電のマルチテレメータシステムWEB-5000を使用し, 電極の配置と配線が競技用車椅子駆動に支障がないよう考慮したうえ...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.255-255 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 車椅子マラソンにおいて, 競技用車椅子駆動時の筋活動を分析し, それを知ることは効果的な筋力トレーニングを行うための有効な指標を与えてくれる. 我々は, 国内における車椅子マラソンの第一人者である山本行文選手の競技用車椅子駆動時の表面筋電図(以下EMGと略す)を測定したのでその結果について報告する. 〈方法〉 測定には山本選手が車椅子マラソンに用いる競技用車椅子を使用し, 室内でトレーニングができるよう同選手が考案した車椅子ロードレース用ルームランナーを用いた. 筋電計は日本光電のマルチテレメータシステムWEB-5000を使用し, 電極の配置と配線が競技用車椅子駆動に支障がないよう考慮したうえで僧帽筋中部線維, 大胸筋, 三角筋中部線維, 三角筋後部線維, 上腕二頭筋, 上腕三頭筋外側頭, 橈側手根伸筋, 尺側手根屈筋の8つの筋活動を測定した. ウォーミングアップを十分行ったあと, 時速18kmのスピードで90分間走行した. EMGの記録は, スタート直後, 6分後, その後は5分毎に行った. また, 90分経過後時速25kmのスピードでスパートを行いその時のEMGも記録した. |
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ISSN: | 0289-3770 |