経皮(ワイヤー)電極による筋力強化の試み

「目的」最近, 我々は膝の前十字靱帯再建術後のギプス固定例に対して, 経皮(以下ワイヤーと略す)電極を用いた電気刺激を試み, 有効であるかどうかを立証するために, 刺激群と非刺激群の2群に分けて理学療法を行なったので報告する. 「対象」対象例は, 昭和62年5月から平成元年5月までの間に本院整形外科にて前十字靱帯再建術を行なった20例(20膝関節)である. 術式は, 自家膝蓋腱中1/3を利用した遊離移植法である. 20例のうち, 昭和62年5月から昭和63年3月までの間に再建術を行なった10例を非刺激群とし, 昭和63年7月から平成元年5月までの間に再建術を行なった10例を刺激群として分けた....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.224-224
Hauptverfasser: 江崎重昭, 小野仁之, 川村次郎, 濱田雅之, 広瀬一史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」最近, 我々は膝の前十字靱帯再建術後のギプス固定例に対して, 経皮(以下ワイヤーと略す)電極を用いた電気刺激を試み, 有効であるかどうかを立証するために, 刺激群と非刺激群の2群に分けて理学療法を行なったので報告する. 「対象」対象例は, 昭和62年5月から平成元年5月までの間に本院整形外科にて前十字靱帯再建術を行なった20例(20膝関節)である. 術式は, 自家膝蓋腱中1/3を利用した遊離移植法である. 20例のうち, 昭和62年5月から昭和63年3月までの間に再建術を行なった10例を非刺激群とし, 昭和63年7月から平成元年5月までの間に再建術を行なった10例を刺激群として分けた. 非刺激群10例は, 男性3例・女性7例, 年齢16才から37才平均22.2才で, 合併症として半月板あるいは側副靱帯損傷は8例に認められた. 受傷から手術までの期間は平均14.6ケ月である. 刺激群10例は, 男性7例・女性3例, 年齢17才から30才平均23.8才で, 合併症として半月板あるいは側副靱帯損傷は7例に認められた. 受傷から手術までの期間は平均13.3ケ月である.
ISSN:0289-3770