触診経験者群と未経験者群の触診能の比較

触診検査は理学療法施行上大切な評価の一手段である. 特に筋肉痛を主訴とする筋・筋膜性疼痛症候群は発症責任筋に, 触知出来る限局した硬い結節様またはバンド様の硬結を有することを特徴とし, この筋硬結の存在の有無, あるいはその硬さの程度は触診検査に頼るのみである. しかし臨床上この触診検査は熟練を要するとされ, 触診の未熟な検査者ではその存在すら確認できないことがある. 今回我々は筋硬結の触診経験者と未経験者の硬さ弁別能の比較を目的とし, 内部に硬い異物を埋め込んだシリコン樹脂製のモデル(以下, モデルと略す)を用い, 本実験を行った....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.48-48
Hauptverfasser: 井関朋子, 井神玲子, 鈴木重行, 辻井洋一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:触診検査は理学療法施行上大切な評価の一手段である. 特に筋肉痛を主訴とする筋・筋膜性疼痛症候群は発症責任筋に, 触知出来る限局した硬い結節様またはバンド様の硬結を有することを特徴とし, この筋硬結の存在の有無, あるいはその硬さの程度は触診検査に頼るのみである. しかし臨床上この触診検査は熟練を要するとされ, 触診の未熟な検査者ではその存在すら確認できないことがある. 今回我々は筋硬結の触診経験者と未経験者の硬さ弁別能の比較を目的とし, 内部に硬い異物を埋め込んだシリコン樹脂製のモデル(以下, モデルと略す)を用い, 本実験を行った.
ISSN:0289-3770